根管治療|田無・田無駅近くの歯医者・歯科なら田無レオ歯科クリニック

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根管治療

根管治療|田無・田無駅近くの歯医者・歯科なら田無レオ歯科クリニック

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当院の根管治療の特長

当院の根管治療の特長

ひどいむし歯や歯周病でご来院された場合であっても、当院では先ずは患者様の大切な歯を残すことを第一に考えて治療します。そのために「CT(三次元撮影)」、「デジタルマイクロスコープ」を用い、肉眼では見ることができない細かな病巣をデジタル化することによって、作業部位を鮮明にします。そして、「コードレス根管拡大用モーター」、「ニッケルチタンファイル」、「根管長測定器」など様々な医療機器を使用して、適切な治療環境を確立し、患者様の歯の中に入り込んだむし歯菌を確実に除去することによって、抜歯せず歯を保存するよう努めます。

根管治療とは

根管治療とは、歯の神経の中、つまり根管内の菌を取り除き、痛みや症状を抑えて歯の寿命を伸ばす治療のことです。冷たいものや熱いものを食べるときに痛くて辛い、食べ物を咬むと痛い、歯ぐきが腫れて膿が出る、そもそも何もしなくても激痛がするなど、これらの症状は、どれもむし歯菌・歯周病菌が原因で起こる現象です。そのむし歯菌・歯周病菌が増殖し、むし歯・歯周病が進行して歯の神経(根管)まで到達すると、根管治療が必要になってきます。根管内は非常に細くて複雑な形態をしており、肉眼ではほとんど見ることができません。根管の治療は、歯科の中で非常に頻度が高く、繊細かつ難易度がかなり高い治療の一つなのです。根管治療は、肉眼では見えない菌との戦いにもなりますので、精密医療機器を駆使しての治療となります。日本国内ではCTの導入率は15%前後、マイクロスコープの導入率も5~10%であり、まだまだ普及が進んでいる状況とは言えないのが現状です。しかし、当院ではその両方を用い、正確な画像診断のもと、適切な環境下で治療に挑んでおります。

根管治療は、「抜髄(ばつずい)」と「感染根管治療」の2種類あります。

抜髄とは

神経が残っている場合に行う根管治療です。むし歯菌が歯の中に深く侵入し、神経まで到達すると激痛となり、痛み止めを服用しても効かない状態となることもあります。これを歯髄炎(しずいえん)と呼びます。この症状まで悪化してしまうと、麻酔をして、生きた神経を取り除かなければ痛みが取れません。この施術のことを抜髄と呼びます。

抜髄が必要となる症状

  • 心臓の拍動のようなズキズキした痛み
  • 痛みが強すぎてどの歯が痛いのかわからない
  • 触れると激痛がする
  • 痛み止めは効くが効果がなくなると再び痛む
  • 冷たい水で若干やわらぐ
  • 頭痛がする

抜髄によるデメリット

抜髄は知覚を感じる神経を除去するため、痛みはなくなり歯は保存できますが、同時に血管を除去してしまうため、カルシウムなどの栄養分も遮断してしまいます。従って歯はもろくなり、場合によっては変色します。知覚がなくなりますので、むし歯になっても痛みはありません。むし歯が大きくなっても気がつかないで、手遅れになってしまうケースも多々あります。そのため、神経を除去した歯を保存する場合には、通常以上に定期なチェックが必要になります。

感染根管治療とは

  • 細菌により汚染された根管内を消毒、洗浄すること。
  • 一度根管治療を終了している歯が再度感染を引き起こしてしまった場合、すでに神経が死んでいる場合の根の治療のこと。

感染根管治療が必要なケース

  • 歯の根の先の方の歯ぐきが腫れている(顔が腫れている)
  • 歯ぐきを押すと痛い
  • 歯ぐきから黄色い膿がでる
  • かんだときに痛い
  • 何もしなくても、歯や歯ぐきに痛みがある

上記の症状がある場合、おおかた神経は死んでおり、歯の中心もしくは根の先で細菌感染が起こっています。大体の場合、麻酔をして、むし歯や修復物を除去し、汚染された根管内をファイルにて清掃・洗浄を繰り返し、根管の中に細菌を弱らせる薬を入れます。その治療を数回繰り返し、痛みが消え食事が美味しく食べられるようになりましたら終了となります。

感染根管治療によるデメリット

抜髄とほぼ同じ内容になりますが、感染根管治療の方が、再度疼痛がでる確率がかなり高く、根管治療の成功率は低いのが現状です。また、免疫力が落ちると症状の再発リスクが高くなります。

根管充填

「抜髄」、「感染根管治療」によって、神経管内の清掃が完了し、すべての症状がなくなった状況において、最終的に神経管内を封鎖することを「根管充填」と呼びます。

根管充填に使用する主な材料

ガッタパーチャ

酸化亜鉛を含むゴム状の樹脂で隙間を塞ぎます。根の形状により、完全に根の先まで封鎖することが不可能な場合があります。

MTAセメント

ガッタパーチャと比較すると格段に辺縁封鎖に優れているセメントです。細菌の侵入を防ぎ、生体親和性がよく、高い殺菌作用や歯の組織を再生させる効果があるため、治療後の経過が良好になります。

精密な根管治療を行うにあたって使用する機器、器具

歯科用CT(三次元画像撮影)

歯の神経内に入り込んだ菌は、複雑に入り組んだ神経管内を進んでいくため、そのすべてを取り除かなければなりません。CTによる三次元の立体画像情報は、正確に診査することができます。通常のレントゲンでは確認できなかった部分の治療は、経験や勘に頼らなければなりませんでした。根管治療にとってCTは安全確実に治療を行う上で必要不可欠なものとなっています。

デジタルマイクロスコープ(デジタル顕微鏡)

マイクロスコープとは歯科治療用の顕微鏡のことです。最大倍率80倍まで拡大して治療を行うことができます。歯の神経は曲がっていて、非常に複雑です。そのため肉眼では細部まで確認して治療することができません。歯科医師は、経験と技術で根管治療を行いますが、肉眼で治療するにも限界があります。そのため肉眼では見えづらい病巣を、マイクロスコープで鮮明に見えるまで拡大することによって、より正確で精密、安全な治療を可能にすることができるのです。

ラバーダム防湿

人間の唾液の中には常在菌が存在します。その常在菌が根の治療中の管に入り込むと、増殖し痛みや違和感を再発させる原因となります。その対策として、治療中の歯のまわりにゴムでできたシートを覆い、唾液の侵入を防ぎます。根管の中を洗浄する薬液の漏れや、ファイルの誤飲を防止する役目もある重要な処置です。根管治療の成功率を飛躍的に向上させます。

ニッケルチタンファイル

根管治療を行う際、神経を取り除くためや、細菌をかき出すために回転させて使うファイルという器具を用います。このファイルにはステンレスファイルとニッケルチタンファイルの二種類があります。人間の歯の根の形状は複雑に曲がりくねっており、ステンレスファイルだと固すぎて入り込めない部位がでてきてしまい、先端まで開通できないことがあります。
しかし、当院ではやわらかく強靭なニッケルチタンファイルを用いているため、根を傷つけず、曲がった根に沿ってしっかり治療を進めていくことができます。精密な根管治療を行いますので、きれいに神経を取り除くことができます。